定時制高校進学QアンドA



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  1. 入学試験はありますか?
  2. 中学卒業後、しばらく経つので試験は苦手なのですが・・・・?
  3. 出願書類はどこでもらうのですか?
  4. 京都府外からでも出願できますか?
  5. 中学校へ行って書類を作ってもらわないと出願できませんか?
  6. 最初に受けた定時制が不合格になった場合、他の定時制を受検することはできますか?
  7. 定時制高校を受検するには働いていなければならないのですか?
  8. 仕事はいつ、どのように探したらよいのでしょうか?
  9. ずっと不登校だったのですが入学できますか?
  10. 精神的・体力的に幼い子ですが、定時制で仕事と勉強の両立ができるでしょうか?
  11. 全日制を1年生の途中で辞めました。定時制・通信制の2年生に入れますか?
  12. 全日制の1年生または2年生を終了して辞めた場合も、もう一度、受検しなおすことになるのですか?
  13. 進学したい学校が決まったら見学に行きたいのですが、対応してもらえるでしょうか?
  14. 編入と転入とは何が違うのですか?

Q1 入学試験はありますか?
 
 A: あります。試験は中期試験が3月6日前後に,後期試験が3月23日前後に実施されます。また,前期選抜(清明高校−昼間定時制)や特別選抜(中国帰国孤児子女=鳥羽・東舞鶴浮島,成人=桃山・鳥羽・朱雀,長欠=西京)もあります。
(入学試験の概要についてはこちらをご覧下さい)

Q2 中学卒業後、しばらく経つので試験は苦手なのですが・・・・?
 
 A: 通常の選抜試験を受けることもできますが、桃山高校・朱雀高校・鳥羽高校では成人者特別入試という制度があります。20歳以上の方について、面接と作文で選抜を行うというものです。詳しくは該当学校に問い合わせて下さい。

Q3 出願書類はどこでもらうのですか?
 
 A: 中学校にありますので、中学生の人は担任の先生に申し出て下さい。また、定時制各校にも用意しています。出願する場合、中学校を通じて書類を提出することになっていますので、中学校をすでに卒業している人も、現在中学に在学している人も、まずは出身中学校で相談をして下さい。出願書類を作るにはある程度の時間がかかりますので、早めに連絡して下さい。

Q4 京都府外からでも出願できますか?
 
  できます。ただし,「入学日までに保護者の住所や志願者の住所または勤務先が京都府内にあること」という条件があります。詳しくは学校にご相談ください。
  府外から受検する場合は、教育委員会または受検する高校で願書をもらって下さい。京都府教育委員会(指導部高校教育課)に郵送で願書を請求する場合は、返送先の住所・宛名を記入した返信用封筒(角形2号、A4判が折らずにはいる大きさ)に、340円分切手を貼ったものを同封して下さい。その際、簡単な事情や連絡先等を書いたメモを同封し、往信の封筒の表に「選抜要項請求」と朱書きして下さい。
 (問い合わせ先) 京都府教育庁指導部高校教育課 企画推進担当
    〒602-8570 (府庁専用番号ですので、郵便物は住所を省略できます)
 もらった書類に必要事項を記入して自分が卒業した中学校へ郵送して下さい。出願の方法については、出願する高校に相談して下さい。

Q5 中学校へ行って書類を作ってもらわないと出願できませんか?
 
 A: そうです。定時制・通信制高校の入試手続きに必要な書類は、「入学願書」と「報告書」・「入学願書の提出について」です。「報告書」と「入学願書の提出について」は出身中学校が作る書類です。中学校に早めに顔を出してお願いしておくのが良いでしょう。なお、出願の際、受検料と顔写真が必要です。

Q6 最初に受けた定時制が不合格になった場合、他の定時制を受検することはできますか?
 
 A:もちろんできます。ただし、中期選抜試験の合格発表の後、後期選抜の受付までほとんど時間がありません(例年、合格発表の翌日と翌々日が受付日)ので、すぐに中学校に行って手続きをして下さい。

Q7 定時制高校を受検するには働いていなければならないのですか。
 
 A:そんなことはありません。ただ、生活のリズムのことなどを考えると、特別な理由がない限り働くようにした方が良いでしょう。

Q8 仕事はいつ、どのように探したらよいのでしょうか?
 
 A: まず中学校の先生に紹介をお願いしてみて下さい。また、入学して高校生活に慣れてから高校で紹介してもらえる場合もあります(ただ,在校生向けの求人はほとんどありません)。仕事先を決めるにあたっては家・職場・学校の三角形を小さくすることが定時制を続ける上で必要です。また、定時制に通うことに理解ある職場を見つけることも重要です。

Q9 ずっと不登校だったのですが入学できますか?
 
 A: 定時制高校には小・中学校で不登校を経験した生徒もたくさんいます。中には、入学以来ほとんど休まず、不登校だったことを感じさせないような生徒もいます。あまり気にせず受検してよいと思います。

Q10 精神的・体力的に幼い子ですが、定時制で仕事と勉強の両立ができるでしょうか?
 
 A: まず学校に慣れることが大切です。体力的・精神的に自信がついたら仕事を探す・・・・。そうやって卒業した生徒もたくさんいます。あせることはありません。もともと、仕事と勉強の両立は大変なことです。しかし、社会の常識や厳しさを知るという面もあります。また、働くことで、周囲から認められ、自己肯定感を得ることもできます。働くことは定時制・通信制教育の中で重要な部分を占めています。また、仕事を持つと、翌日の仕事があるので夜遊びをしないなどの生活リズムを確立できることにもなります。

Q11 全日制を1年生の途中で辞めました。定時制・通信制の2年生に入れますか?
 
 A: 1年生の単位が取れていませんのでダメです。もう一度、受検しなおして下さい。

Q12 全日制の1年生または2年生を終了して辞めた場合も、もう一度、受検しなおすことになるのですか?
 
 A: 定時制では、取れた単位(科目)の種類と単位数によって、2年生以上から始める(編入する)ことができる場合があります。それぞれの学校の方針によって細かな規定に違いがありますので、直接出かけるなどして、当該校に確かめられるとよいでしょう。

Q13 進学したい学校が決まったら見学に行きたいのですが、対応してもらえるでしょうか?
 
 A: どの学校でも快く見学させてくれるはずです。ただ、学校の行事の関係や対応する準備もありますから、必ず事前に電話で問い合わせてみて下さい。


Q14  編入と転入とは何が違うのですか?
 
 A: 「転入学」とは、他の高校から転校してその高校の相当学年に入ることです。「編入学」とは、前の学校を中途退学して、再度べつの学校に入り直すことです。他府県からの一家転住などを除き、ほとんどの学校で1年生への「転入学」・「編入学」は認めていないようです。


通信制高校進学QアンドA


 
  1. 通信制では,どうなれば卒業できるのですか?
  2. 通信制は学校へはまったく通わなくてもよいのですか?
  3. 入学試験はあるのですか?
  4. 中学校では不登校で全然行っていませんが、大丈夫でしょうか?
  5. 病気や障害を持っているのですが、どうしたらよいでしょうか?
  6. スクーリングはいつあるのですか?
  7. 提出するレポートは、何を参考にして勉強すればよいのですか?
  8. 遠足などの学校行事やクラブ活動もあるのですか?
  9. 通信制にも給食はあるのですか?
  10. 3歳の子どもがいますが、スクーリングにつれて行けますか?
  11. 親としてはどの様な対応をすればよいでしょうか?
  12. 全日制に籍がありますが,学校に行けていません。通信制に移ることはできますか。

Q1  通信制では,どうなれば卒業できるのですか?
 

 A: 普通の高校と同じで,卒業に必要な単位を取得することで卒業することができます。単位を取得するためには、年度初めに自分が取得しようと思う科目を登録したうえ、(1)決められた回数のレポートを提出する、(2)決められた時間以上にスクーリングに出席する、(3)決められた回数のテストを受け合格する、の3つの条件が必要です。


Q2 通信制は学校へはまったく通わなくてもよいのですか。
 
 A:毎日登校する必要はありませんが、スクーリングやテスト、特別活動については学校への登校が必要です。

Q3 入学試験はあるのですか。
 
 A: 筆記試験はありませんが、面接試験が実施されます。特別なことがない限り、合格できるのではないでしょうか。ただ、全日制高校から編入する場合、通信制で勉強する意味を十分に考えることが大切です。

Q4 中学校では不登校で全然行っていませんが、大丈夫でしょうか?
 
 A: あまり心配する必要はないと思います。高校の勉強がしたいという思いさえあればいつでも行けます。教科書や学習書は一人でも勉強できるように工夫されています。

Q5 病気や障害を持っているのですが、どうしたらよいでしょうか。
 
 A: 入学時に様子を説明し、どのような対応をしてもらいたいか相談されると良いでしょう。養護の先生に病状や服用している薬など、詳しく伝えておくことも必要です。また、朱雀高校にはエレベーターも設置され、車椅子の方も何名か卒業されています。

Q6 スクーリングはいつあるのですか?
 
 A: 朱雀高校通信制では、月曜か水曜の夜間(毎週1回)と日曜の昼間(月1〜2回)のスクーリングが朱雀高校であります。他に、協力校(平成28年度は城南菱創・八幡高校)の教室で巡回スクーリング(年間6回程度)も実施されています。

Q7 提出するレポートは、何を参考にして勉強すればよいのですか。
 
 A: 教科書を基本に、スクーリングでの解説や学習書を参考に勉強します。また、教科担任の先生に質問したり、スクーリングの時間外に補習を受けることもできます。レポートなどの郵便料は、学校指定の封筒を利用すれば100グラムまでは15円です。

Q8 遠足などの学校行事やクラブ活動もあるのですか。
 A:あります。学校行事やクラブ活動は、友達をつくるのにも良い機会ですし、卒業するためにはホームルームや各種行事などにも決められた時間数以上出席することが必要です。スポーツ系クラブは少人数ということもあって、すぐに大活躍できるようです。
 私たちの会が作成しました《高校生からのメッセージII》でも校外行事の一つを紹介しています。

Q9 通信制にも給食はあるのですか。
 

 A:かつてはパンと牛乳の販売がありましたが(朱雀高校),現在はありません。


Q10 3歳の子どもがいますが、スクーリングにつれて行けますか?
 A: 朱雀では、託児室が設けられています。費用など一度相談して下さい。

Q11 通信制に通う子に対して,親としてはどのような対応をすればよいでしょうか?
 A: 常に子どもに励ましを与えるとともに、親同士が仲良くなることが大切です。通信制の場合、精神的・身体的課題を持って入学する生徒が増えています。担任の先生、養護の先生に詳しく説明しておくといいでしょう。朱雀通信の場合には、年に一度、保護者会があり、担任の先生との懇談も可能です。また、通信教育のシステムを説明した「学習必携」を親子で読み、月1回送られてくる通信で、学習の進行状況やテスト・行事などの様子を把握しておくことも大切です。文化祭などを見学することもいいでしょう。 。
 
Q12 全日制に籍がありますが,学校に行けていません。通信制に移ることはできますか。
 A:転入学することができます。転入学は,朱雀通信制では「4月から」のほかに「8月から」もできます。出願時期が決まっていますので,まずは担任の先生に相談してください。